まず取得すべき介護職の主要な資格

高齢化社会を迎えて、介護の仕事はますます需要が高まっています。これから介護職として働いていこうと考えている人はもちろん、今現在すでに介護職に携わっている人も是非知っておきたい介護職の主要な資格があります。その筆頭と言えるのが、介護職員初任者研修です。かつてはホームヘルパー2級といわれていたこの資格は、介護職の入門資格とも言えるもので、介護の基礎知識や能力があるということを証明します。

介護職員初任者研修の資格を取得していると将来の就職時や転職時に有利になりますし、給与や待遇の面でも優遇される可能性があります。取得には修了試験に合格する必要があるものの、専門の学校もあり、また取得まで最短一ヶ月と比較的手軽に取得することができる資格といえます。

この他に介護職員実務者研修という資格もあり、これは前述の介護職員初任者研修の上位互換にあたる資格です。この資格を取得していると、サービス提供責任者として働くことが可能です。つまり、同じ職場の中でのステップアップが可能になる資格なのです。サービス提供責任者は事業所に必ず配置しなければならないので、有資格者は重宝されます。さらにこの実務者研修を取得していることが介護福祉士資格試験の受験資格のため、介護の世界でのキャリアパスともいえる重要な資格です。介護職員初任者研修も介護職員実務者研修も通学形式で学習を進められますが、近隣にそのようなスクールがない場合は通信教育を受けることも可能です。各種給付金の対象にもなっているので、場合によっては費用を抑えることもできます。